選挙も近いが、立候補者の女性たちのことがいろいろ取りざたされている。
特に気になったのが、エコノミストの女性の「不倫メール」・・・。
私は、目的のために手段を選ばない、という方法を否定しない。
のしあがってやる、というタイプの女性も大好き。
なりふりかまわず、男を踏み台にしてのし上がっていく女性、いいじゃないと思う。
彼女とは同じ世代なのでよくわかるのだが、
人生40年以上生きていれば、叩けばほこりはいくらでも出る。
そこを今さら取りざたするのもどうかなあ、という気がしてならない。
人間、聖人じゃないんだから・・・。
人間って、誰もが暗い面、黒い面を持っていると思う。
持っていなければおかしい。
それをバランスとって生きられるようになるのが、
やはり40代からなのではないだろうか。
20代、30代のうちはアンバランスで当然。
ただし、自分の心の奥底に潜む「黒い面」には、
気づいておいたほうがいいと思うけど。
たとえば、「殺意」とか。おそらく、人間の黒い面の中でも
もっとも濃い闇の部分だと思うが、
私も人に殺意を抱いたことがある。けっこう真剣だった。
あのまま殺意に巻き込まれていたら、実行してしまったかもしれない。
だが、かろうじて私は自分の殺意に気づくことができた。
気づいて意識したから、表向きの過ちは犯さずにすんだ。
意識的にせよ無意識にせよ、人はたぶん、
裏切ったり裏切られたりを繰り返しながら生きていく。
自分の冷淡さやずるさをわかっていながら、
表向き、いい顔をする。
でもそれを意識しているかどうか、つまりは自分の弱さや汚さに
気づいているかどうか、が問題なのではないだろうか。
叩けばほこり、脛に傷。
お天道様に顔向けできない・・・なーんていう
生き方をする時期もあるかもしれない、人間だから。
でも、そういう時期があったからこそ、今がある、とも考えられる。
ほとんど自己弁護のような日記になってしまった。