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ラ・フォル・ジュルネ

29日から1日まで、有楽町の国際フォーラムで、ラ・フォル・ジュルネという
音楽祭が行われていた。
これはフランス・ナントの音楽祭をそのまま持ち込んだ方式。
出遅れて、結局、私が聞いたのは、最終日のベートーヴェンの荘厳ミサ曲のみ。
だが、会場内には屋台あり、グッズの店ありで、とても楽しかった。
もうちょっと宣伝をうまくやってくれるとか、当日券のチケットの売り方を
工夫してくれれば、日本に初めて根づく、
とても楽しい音楽祭になるのではないだろうか。

去年、取材で、スイスとオーストリア国境のシュヴァルツェンベルクという
小さな山あいの村の音楽祭に行った。
1か月以上続く夏の音楽祭で、声楽、室内楽を中心に毎日、コンサートが続く。
超有名な音楽家たちが集まって、こじんまりしていながらも
質の高いコンサートを繰り広げ、聞く人たちものんびり気軽に聞いている光景が
とっても心地よかった。
ヨーロッパという地の利があるから、音楽家たちも集まりやすいのだろうけれど、
今回のラ・フォル・ジュルネを見る限り、
日本でもこのレベルの音楽祭ができるんだ、と心強く感じた。
来年以降もぜひ続けてほしい、と心から願っている。

今日は浅草の寄席に行こうと思っていたが、
とてもじゃないが、そんな状況ではない、と思い直して仕事に精を出した。
連休明けまでに取材もまだ残っているし、なんと5本の原稿を抱えていることに
改めて気づいてしまった次第・・・。
ひえー、いったい、できるんだろうか。まいった・・・。

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