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訂正

昨日の日記、タクシーの「近代センター」と書いてしまったが、
「近代化センター」の誤り。訂正します。
フォローするわけではないが、もちろん、最近は感じのいい運転手さんは増えた。
あまりに暑いとき、あるいは重すぎる荷物をもっているとき、
近いのはわかっているけど乗ってしまうことがある。
悪いなと思うから、「近くて申し訳ないんですけど」という一言を添えると、
「なに言ってんですか、お客さん。近くたってお客はお客だよ」って
言ってくれる運転手さんも多くなった。
そんなときは、ほっとする。

なんの関係もない人に心慰められること、というのがある。
あるとき、インタビューした人が言っていた。
失恋して仕事もやる気がなくなって、旅に出た、と。
自分ではリフレッシュして、再度がんばるぞ、と心に誓っていたから、
一応、元気になったつもりでいたのだが、
飛行機の中でスチュワーデスさん(今はキャビンアテンダント、と言うんだっけ)に
優しくされた瞬間、号泣してしまったのだという。
気持ち、わかるなあ、と私も目がうるうるしてしまった。
そんなとき、「あ、私、弱ってたんだ」「泣きたかったんだ」と
わかったりする。
働く女は、いつもたいてい、どこか突っ張っているから、
自分が悲しいとかつらいとか、わからなくなっていることが多いのかもしれない。

今の時代になっても、やはり働く女たちは突っ張っている。
私の周りにも、ストレスからか、安定剤や睡眠導入剤が手放せない女たちが、
最近、ものすごい勢いで増えている。
どうしてそこまでがんばるのか。どこかに甘えられる場所はないのか、と
思うけれど、ずっとそうやってがんばってきてしまったのだから、
今さら、肩の力の抜き方がわからなくなっているのかもしれない。
私は悲観的がベースで、最後は楽観的に開き直るタイプだし、
なるべく自分も人も追いつめないようにしたいと思っているので、
最後の逃げ道は残してあるつもり。
眠れない、食べられない、とは無縁の生活なのだが、
周りには自分も人も追いつめてしまう女性たちが増えているように思う。

もっとも、気持ちはよくわかる。
結婚していてもいなくても、「自分の人生」を考えれば、
ある程度の年齢になると不安が出てくる。
ましてフリーランスの場合はよけいだろう。
ただ、今の世の中では、正社員だっていつリストラされるかわからない。
そう言う意味では、現代に生きていること自体がストレスになる。
でも、それを正面から考えてもしかたがない。
やはり、明日死んでも悔いがないように・・・という生き方しか
できないような気がする。
以前は、「人生、何が起こるかわからない」というのは、
そんなことはめったにないけれど、という状況のもとに言っていた言葉だが、
今は本当に何が起こるかわからない確率が上がっている。
地震、事故、無差別殺人、テロ・・・。
どこでどんなことに巻き込まれるのか、わかったもんじゃない。
くよくよ生きていても始まらない、と思ってしまう。
ま、それでもあれこれ考えるのが人間なんだけど。