個別表示

落語ベスト10

掲示板に「愛読者の一人」さんが書き込んでくれた、新聞アンケートでの落語ベスト10

1.百年目
2.井戸の茶碗
3.居残り佐平次
4.天災
5.らくだ
6.小言幸兵衛
7.大工調べ
8.壺算
9.厩火事
10.中村仲蔵

全部、ナマで聴いたことがある。寄席ではよくかかる噺ばかりだし。
ところで、私なら、何を選ぶだろう。もちろん、「誰がやるか」が決定的ではあるが、自分の好きな噺家さんがやると仮定して、好きな噺、という観点だけで選んでみると・・・。

ベスト10というランキングはつけられないが、好きな噺・・・となると。
井戸の茶碗は入れたい。居残り佐平次、中村仲蔵も入れたい。
あとは、芝浜、子別れ、文七元結、鼠穴、鰍沢、百川、品川心中・・・あら、大ネタばかり。
雪の瀬川というのも、いい噺だし、唐茄子屋もいいなあ。幾代餅も大好きだし、妾馬もいい・・・。意外と、二番煎じなんてのも気楽に楽しめる。
ばかばかしいけど天狗裁きとか、粗忽長屋、不動坊も好き。
佃祭も捨てがたい・・・。一眼国も。
やっぱり10個選ぶなんて至難の業。

だけど、自分が好きな噺、という観点で落語を見てみるのもおもしろいと改めて思う。

white gate 2009年06月13日(土)11:25

うわ、早苗さんの落語知識を拝見すると、私がまだまだ知らないことを感じます。
もっと聴きにいきたいな〜。

「らくだ」の文字を見た瞬間、小三治さんの「かんかんの〜う♪かんかんの〜う♪」という声を思い出しました。。。

亀山早苗 2009年06月14日(日)01:26

いえいえ、white gateさん
落語の「知識」なんて、必要ないんですよ。
聴いておもしろいかどうか、噺家さんの間やテンポが好きかどうか。
それだけなんだと思います。
おもしろいからたくさん聴きたくなる、聴けばいつしかタイトルくらいは覚えられる。
落語だけは、いつまでも「本当に庶民のもの」であってほしいと願うゆえ、
落語が芸術視されないように・・・と思います。

こういう言い方は不謹慎だけど、
何か大災害などにあって、命からがら逃げ出して、
ようやく生活が落ち着いたとき、
私が最初に接したいのは、オペラでも歌舞伎でもなく、落語なんだと思う。
それは、落語が少なくとも私の心の中で、日常生活と一体化しやすいからでしょう。

最近はケーブルテレビなどでもけっこう落語やってますし、
DVD、CDもたくさん出ています。
もちろんナマで聴くのがいちばんだけど、
現役の人のDVDなどもけっこういいですよ〜。