東武東上線ときわ台駅で、女性を助けようとして電車に轢かれ、今なお重体の警察官がいる。
この話を聞いたとき、おそらく誰もが胸を締めつけられるような気持ちになっただろう。
自分の命を賭してまで、人を助ける義務は、いくら警官といえどもないはず。
今、彼が勤務していた交番は、花や千羽鶴であふれている。やはり、誰もが心を揺さぶられたのだと思う。こんなご時世に、とっさの行為とはいえ、相手をかばうようにして重体になってしまった彼の行為に。
おそらく考えた末の行動ではないと思う。職務に忠実に生きてきた、人のために働いてきた、彼の人生観が、そのままその行動に表れたのだろう。
単なる美談で語られてはいけないと思う。こうやって仕事をしている人たちが実際にいるということ、彼だけではなく、他の警察官も、火の中に飛び込んでいく消防官も、いわゆる海猿と呼ばれる海上保安官も、山岳救助隊も。
地道にがんばって働いている人たちに、もっと光が当たる世の中にならないと。お金で買えないものはない、と言った人がいるけれど、世の中、お金で買えないものはたくさんある。
HANA 2007年02月10日(土)22:24あの事故?は、本当に痛ましいですね。
あのおまわりさんは、いつも親身になってみんなに接していたらしいですね。
命を賭ける仕事に限らず、どんな仕事でもそうですよね。
時々、損保会社の不払いだとか、業務改善命令だとかという記事を新聞で見ます。
私は損保でパートをしていたことがあるので、どうしても目に留まってしまいます。
私の知っている人たち(ほんの一部分の人としか接してはいませんが)は、
みんな真面目で一生懸命に仕事をしていました。
だから、同じ会社の中の誰がいったいそんな大問題になるような仕事をしているのか?
と、ちょっと信じられない思いです。
不払いされた契約者にとっては、あるいはそんなニュースを見る大勢の人たちは、
損保に対する不信感がつのってしまっていると思います。
地道に、自分のできることをしっかりやっている人が普通なのかもしれないけれど、
不祥事をした人のために、そういう人までもがきちんとした評価をされないのは、
ちょっと悲しいです。
警察官なども、最近は不祥事がいっぱいですよね。
そんな一部の人のせいで、一生懸命、頑張っている人が隠れてしまう…。
そんなことを考えながら、
私自身も、地道に、信頼される仕事をしないといけないな〜と、
つい最近、改めて考えていたところでした。
そうなんですよね。一部の人の不祥事で、その組織すべてが悪く見られてしまう。
もっと地道に頑張っている人のほうが多いのに。
教師などもそうかもしれませんね。
あのとき、駆けつけた同僚が「宮本〜! 頑張れよ!」って
叫んでいた悲痛な声がニュースで流れ、今も耳に残っています。
この警察官の方が今日なくなられたと
先ほど知りました。
いま、映画になっている酔っ払いの男性を助けようとした
韓国の男性のことも思い出しました。
考えてできることではないし、考えてはできないこと
だと思う。それでも今のこんな時代に
こんな人がいるということを知り、無理までしなくても
自分にできることからも逃げようとしている自分が恥ずかしくなった。
宮本さんのご冥福を心から祈ります。