最後の1カ月だの師走だのという声を聞いたとたん、
もはや半月が過ぎようとしている。
早いな〜。
映画『ワールドトレードセンター』を観た。
うーん、ちょっと欲求不満。
実話だというけれど、実話に忠実すぎたのかもしれないなあという気もしないではない。
「あの日」の重みがなぜか伝わってこなかった。
『氷の微笑2』もなぜか観てしまった。
これはノーコメント。
シャロン・ストーンは好きなんだけど。
石田衣良さんの『美丘』(角川書店)を読む。
大学生のカップル、女の子は難病、それを最後まで愛する男の子。設定としては苦手なのに、ツボにはまった。号泣。
「好きな人のために、何ができるのか」
「自分および愛する人の命に限りがあるとわかったとき、、人は何を考えるのか」
この2点がテーマとして、胸に迫ってきたからだと思う。
誰かの人生にきちんと関わること、一緒に生きていくことが自分の生活から抜け落ちているからだろう。
私が余命いくばくもないとわかったとき、
そのことを打ち明けられる人はいるのだろうかと
ふと考えてしまった。
早苗さん
おじゃまします。
今、ここの日記を読ませていただいたら思い出したことがあって…
石田衣良さんは読んでないのですが、
実は以前、彼から「彼女は病気の種を持ってるんだ…」ということを聞かされました。
それがいつ出てくるか、出たとして何年生きられるか…
彼はそれを承知の上で彼女と一緒になることを決めたんです。
(普段はそんなことも忘れさせるくらい彼女は天真爛漫。健康そのものですが…)
そんな彼が好きだし、好きな人が好きなものは自分も好きでいたい…
今、仕事場での書き込みで(だれもいなかったので)とり急ぎ失礼します。
私も、それくらい愛してくれる人に出逢いたいです
亀山早苗 2006年12月18日(月)02:01愛されるには、まず愛せと言いますが、
愛しても愛しても、思うように愛されなかったりするんですよね。
元子さんはまだ若いんだから、これからきっと巡り会えますよん。
white gate 2006年12月19日(火)07:42史実に基づく映画って難しいのでしょうか。
ドキュメンタリーとして作られていても、その当事者の痛みや感情もろもろが伝わってくるとは限らないし。
醒めた眼差しで見てしまう自分がいます。
逆に歴史の出来事に基づいてはいるけど、ストーリー自体はフィクション、というものに心を動かされたり。
チェン・カイコーの「さらば、わが愛(原題:覇王別姫)」は日本の侵略や文革といった歴史の中で動く男女3人の模様を描いたものですが、
文革に巻き込まれた当事者の感情がものすごくよく伝わってきて、何回見ても涙を流してしまいます。
歴史の事実がどうであったか、よりも、その事実によって影響を受けた当事者の感情がどうであったか、何が一番衝撃だったのか…が、ポイントなのかもしれないなぁと感じました。