No.227の記事

いつしか12月

最後の1カ月だの師走だのという声を聞いたとたん、
もはや半月が過ぎようとしている。
早いな〜。

映画『ワールドトレードセンター』を観た。
うーん、ちょっと欲求不満。
実話だというけれど、実話に忠実すぎたのかもしれないなあという気もしないではない。
「あの日」の重みがなぜか伝わってこなかった。

『氷の微笑2』もなぜか観てしまった。
これはノーコメント。
シャロン・ストーンは好きなんだけど。

石田衣良さんの『美丘』(角川書店)を読む。
大学生のカップル、女の子は難病、それを最後まで愛する男の子。設定としては苦手なのに、ツボにはまった。号泣。
「好きな人のために、何ができるのか」
「自分および愛する人の命に限りがあるとわかったとき、、人は何を考えるのか」
この2点がテーマとして、胸に迫ってきたからだと思う。
誰かの人生にきちんと関わること、一緒に生きていくことが自分の生活から抜け落ちているからだろう。
私が余命いくばくもないとわかったとき、
そのことを打ち明けられる人はいるのだろうかと
ふと考えてしまった。