No.486の記事

食べ物

われわれが日常、いかに多くのものを食べているか、このところ実感させられる。

栄養について考えなくても、バランスよく食べる習慣がついているのだろう。だから、偏った食事をすることができない。1週間ばかり乳製品がとれなかったのだが、それだけでどこか体も気持ちもおかしくなっている。
乳製品をとって、ようやくほっとした。体が欲していたことを実感できた。

被災地の人は、温かいごはんと温かいお味噌汁を口にできていない。肉や魚や野菜、豆腐に納豆、そういったものをいろいろ味を変えて食べる、というごくありきたりの食事ができていない。おそらくそれは、精神的にも影響があると思う。

食事は空腹を満たせばいいというものではない。体も心も食べ物からできている。