2011年04月06日

せつない・・・

福島県南相馬市の屋内待避地区で、地元の消防団や残っている住民たちが、自ら捜索隊を組んで、行方不明者を捜しているのだという。
放射線の値が高いから、と自衛隊も警察も近寄らない。探してもくれない。だから住民たちは立ちあがった。

そのニュースを見て、とてもせつなくなった。国はもっとできることがあるのではないか。どう考えても丸腰の住民よりは自衛隊のほうが装備をもっているはずなのだから。
どんなに困っていても相談しても、行政はまったく動いてくれないと私も憤慨したことがある。変わらないんだな、どんな状況であっても・・・。

一向に何も進んでいないように見える。ことは悪いほうへと転がっていく。汚染水の流出を防ぐために、おがくずだ、新聞紙だと聞いて、目の玉がひっくり返るほど驚いてしまう。
汚染水除去専門家のフランスチームは何処へ? 全面協力するはずのアメリカは? 政府とのやりとりはどうなっているんだろう? 

低レベル(って、どんなレベルだ・・・)の汚染水を意図的に流した件で、韓国は不快感を表している。当然だろう。世界中に迷惑をかけている、という当事者意識は国にはないのか。そして国民を危険にさらしているという意識も・・・。