ようやく雨が上がった。
とはいえ、私は夕方からの仕事だったので、外に出たときはもう暗かったけど。
また地震。東京は震度4,茨城が震度5弱。
近々どでかいのが来るんじゃないか、とみんな言っている。
まあ、人生、いつ終わってもいいやっていう気分もちょっとする。
こういうこと言ってるヤツに限って、
土壇場になると自分だけ助かろうとするに決まっているんだけど。
恋人と別れたばかりの人、好きな人に振り向いてもらえない人、
ここ数日、会った人、あるいはメールをくれた人たち、
秋なのに、寂しいことばっかり言ってるなあ・・・。
別れたのに忘れられなくて苦しんでいたり、
出会いと別れを繰り返していくことにむなしさを感じていたり。
「なんで恋愛なんかするんだろう」と、ある人が言った。
理屈じゃないからつらいんだよね、好きだ、というのは。
恋愛なんてしたくてするものじゃない。
気づいたら落ちてる、はまってるという類のものだもの。
「どうして、この人じゃダメで、あの人じゃなくちゃいけないんだろ」という
言葉もちらほら聞こえる。
ほんと、不思議だなあ、と思う。
もろもろの条件(って変な言い方だけど)を考えても、
この人のほうがあの人よりずっといいのに、人間の心は、条件なんかでは動かない。
拒絶されても、好きな気持ちは消えない。
だが、もちろん人の気持ちが変わっていくことも止められない。
誰にも人の心を縛る権利なんてないのだから。
超特急で盛り上がって、大きな花火打ち上げて終わっちゃう恋愛もあれば、
深く、静かに、じっくりゆっくり、あっためていけるような恋愛もあるんだろう。
こればかりは、おそらく組み合わせの問題。
どちらかしかないのか、シフトしていけるものなのか、私にはわからない。
忘れられないなら忘れなければいい。
ずっと好きでいればいい。たとえ、どうにもならなくても。
無理やり気持ちを殺そうとすると、もっとつらくなる。
そんなことぐらいしか言えない自分が情けないけど。
みんな、がんばろうね、と思わずエールを送りたくなる秋の夜ふけ。