このところ、テレビ通販のQVCにはまってしまっている。特にアクセサリー。
この夏はちょっとアクセサリーに凝ってみたいなあと思っていたらQVC。案外、いいものが安い。やばいやばいと思いつつ、気づいたらPCでクリックしてしまっている。
5月下旬は、ずいぶんと寄席に通った。前からうまいけれど、さらに上り調子で勢いを増している菊之丞さんを聴きに。
ただ、寄席に行くと他の噺家さんにももちろん目がいく。私が気に入ったのは「柳家さん生」さん。
淡々と明るい芸風で、軽い噺がとにかくうまい。しかも、マクラから本題への入り方が、どんな噺も非常に見事。「さあ、本題ですよ」なんて野暮なことは決して言わない。いつしか本題に入っていて、しかもマクラがいつの間にか生きている。落語はこうでなくっちゃ。
しかし、落語ってぇのは本当におもしろい。寄席で過ごす、ある意味「無駄な」時間は、人として何か正しいことを教えてくれるような気さえする。
おもしろがろうとがんばったり、論評したりしないで、ただひたすら身を委ねるのが、落語の正しい聴き方なのではないか、と思う。