No.459の記事

マイケル・ジャクソンの死

同世代の天才的エンターテイナーの急死。
なんだかせつない。

若くして何もかも得てしまい、自分がどこを向いたらいいかわからなくなってしまったのだろうか。スキャンダルにまみれたこの10数年。本心をわかってくれる人はいたんだろうか。

誰にとっても「本心をわかってくれる人」なんて、ひょっとしたらいないのかもしれないけど、凡人は適当にお茶を濁し、友だちと笑って過ごして、まあ、いいかと気持ちをおさめていく。彼には気持ちのおさめどころがなかったのだろうか。

それでも「スリラー」を見ながら思い出した。自分自身も若いころ、このビデオを見てわくわくしたことを。
今日、MTVで「JAM」という曲がかかり、中でマイケル・ジョーダンと共演しているのを見た。ジョーダンにシュートを教えてもらうジャクソン、ジャクソンにダンスを教えてもらうジョーダン。(ジョーダンはリズム感がいまいちでダンスが踊れない)
どちらの「天才」も、異質の天才に出会って楽しそうだった。

もったいない「死」だけれど、これでよかったのかもしれないなあと少しだけ感じてしまった。